研究室使用機器

機能分子を合成、精製、同定する際に、様々な測定機器を使用します。
また、分子の機能性を測定するためにも機器分析が必須となります。

合成高分子、天然高分子から各種色素や色素錯体について研究している、
私たちの研究室で使用している機器について紹介します。

いずれの機器も共同利用可能です。ご使用になりたい場合はお気軽にご連絡ください。

共通利用機器の利用について
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まず上段の左から NMR(核磁気共鳴スペクトル)Bruker AVANCEIII 400MHz  固体プローブあり,
         1H-NMR, 13C-NMR, 19F-NMR等の各種一次元NMR、各種二次元NMR、NOE、DOSY等が測定できます。

         顕微IR(赤外吸収スペクトル)Perkin Elmer Spotlight200  ATRユニットあり,
         透過測定だけでなく、ATRによる反射測定も行えます。顕微部分で極小の試料にも対応できます。

         ESI-MS(質量分析)AB Sciex API2000  ESIプローブ(エレクトロスプレーイオン化)、
                    APCIプローブ(大気圧化学イオン化)、APPIプローブ(大気圧光イオン化)あり
         各種溶液試料について、極性や特性に応じたプローブを選択し、フラグメントなく質量、マスパターンを測定します。

  ページ右上は MALDI-TOF-MS(質量分析)Bruker MicroflexLRF  BioToolsソフトウェア(ペプチド、タンパク解析)あり
         合成高分子、生体高分子等の各種試料について、マトリクスへのレーザー照射によりイオン化し、質量を測定します。

  ページ上中は XRF(蛍光X線装置)Fischer Fischerscope XAN
         測定サンプルにX線を照射して発生する固有の蛍光X線を測定することで構成されている金属元素を同定し、
         構成される金属元素の含有量を分析します。

   下段の右は GC-MS(ガスクロマトグラフ)Shimadzu QP5000
         低分子量の溶液試料について、キャピラリーカラムで目的化合物を分離後、質量を測定します。

機能分子(有機分子や高分子、金属錯体)の骨格や官能基、質量について明らかにできます。

  下段の左から CD(円偏光二色性スペクトル)Jasco J-500A,
         UV-vis(紫外可視吸収スペクトル)Hitachi U-0080D,
         FL(蛍光スペクトル)Hitachi F-4500

機能分子(有機分子や金属錯体)の光に関する機能性を明らかにできます。

他にも、電気化学測定装置 HokutoDenkoにより、酸化還元に関する機能性を測定できます。