分子機能化学研究室とは

研究室代表者メッセージ


CEO

有機化学、それは化学の中でも特に経験が重要な分野です。
試薬は臭く、化合物の精製に時間がかかり、
目的の反応も思うようには進んでくれません。
しかし試行錯誤するにつれ、解決の糸口が必ず見つかります。
そして、時々、極まれに、ふと気づくと会心の反応が進行しているのです。

我々の体を構成し、遺伝情報を司り、生命現象をも構築する有機分子は、
研究者の経験と知識により設計され、さらにすばらしい機能を発揮できるよう
待ちわびています。

有機分子の無限にある可能性に光をあてて、
この世の中に山積する問題を、化学の力で解決する若き挑戦者は・・・・誰だ?

                  分子機能化学研究室 松井栄樹
                                                  イラスト:クラサカ巴


研究室沿革

2003年
福井工業高等専門学校物質工学科に助手として着任、研究室学生2名とともに物質工学科新棟1Fにて研究室を立ち上げる。
2007年
松井修一先生の退職に伴い、研究室を物質工学科1Fに移転する。
2009年
本館の改修後に、現在の研究室所在地である物質工学科2Fに移転する。念願のNMR、IRが共通利用機器として導入された。
2013年
研究室開設10周年、専攻科学生が継続的に配属される。
2015年
念願のESI-MSが導入された。
2019年
念願のMALDI-TOF-MSが導入され、研究環境が整ってきた。