物質工学科 FAQ


ご参考ください。



Q.「物質工学」と言う言葉がわかりにくいのですが「化学」とどこが違うのですか?
A.コース制のところでも説明しましたが、物質工学科の基本は「化学」です。産業の発展に伴って広い分野をカバーするためにより専門的な2つのコースを設け、産業の原点である「素材」を意味する「物質」という名前を付けています。ですから特別なことを勉強するのではなく「化学」をより深く学ぶところと思ってください。


Q.実験や実習が多いと聞きましたが勉強やレポートは大変ですか?
A.各学年を通して週4〜6コマ(1コマ50分)程度の実験・自習があります。自分で体験し、わかったこと・疑問に思ったこと・先生に質問されたことなどを一定の形式でまとめた文書をレポートと呼びますが、これを作ることで「自分で問題を見つけ出し、解決する能力」が身につきます。たしかに自分一人で全てを調べることは労力が必要ですが、その為のテキストや図書館、インターネット、友達そして先生への質問など効率的に勉強できるように工夫したカリキュラムを用意しています。ある程度努力すれば誰にでもこなせるようになっています。(友達の丸写しは御法度です!!)


Q.勉強以外で楽しいイベントとかはありますか?

A.遠足、体育祭、学園祭(高専祭)、研修旅行(修学旅行)、クラスの懇親会など・・・・・いろいろな行事があります。特に体育祭や高専祭は力の入った行事で、準備に1ヶ月以上をかけています。その分楽しみも大きいです。これらの行事の特徴は、学生が自主的に全てのことを決めると言うところです。研修旅行の行き先も学生が自分で決めます。こんな学校珍しいですよね?また、夏休みのオープンキャンパスも5年生達が一生懸命に準備して皆さんを待っています。ぜひ参加してください。


Q.高専は自由な学校と聞いていますが本当でしょうか?
A.ある意味では本当です。髪型、行動の規制と言ったことは学則にはほとんど書いてありません。これは、本校は高等教育機関であり、生徒ではなく「学生」と呼ばれるように「個人の社会的責任」を重要と考えているからです。従って学生には自ら社会の一員としてふさわしい学生像を描き、その中での自己責任で行動する事が求められていますし、それが社会通念上許されないことであれば、当然注意を受け、処分されることになります。しかし、一般の学校に比べればかなりの自由度があることは間違いありません。皆さんもここに来て5年間有意義で楽しい学生生活を送りましょう。


Q.物質工学科を卒業するとどの様なところに就職できるのですか?
A.就職の項目でも紹介しましたが、主に化学関連の会社が中心です。皆さんにはあまり知られていない会社が多いと思いますが、これは素材メーカーという性質上、直接消費者に製品を販売することが少ないからです。物質工学科ではコース別のカリキュラムを採用していますが、例えば、生物工学コースを選んだ学生は石油会社には就職できないと言った制約はありませんので安心してください。就職した先輩達の評判が良いので毎年「福井高専の物質工学科さんから」というご指名で求人に来られるところもあります。


Q.高専は就職や進学に有利だと聞きましたが、あまり勉強しないでも良いところに就職・進学できますか?
A.答えは「No!!」です。確かに社会勉強も大切ですが、学問としての勉強もおろそかにしないで下さい。社会の一員としてふさわしい学生でなければ学校から推薦をするわけには行きません。福井高専がなぜ企業の方から信頼されているのかと言うことを理解してください。これは勉強が良くできるという意味でだけではなく、自分で問題を解決できる前向きで優秀な人達を送り出してきたからです。しかし、高専での勉強がとりわけ厳しいわけではありません。カリキュラムに従って普通に勉強していれば、自然にこの様な能力が身につくようになっています。と言うことは、サボらず5年で卒業できればそれなりの進路は確保できると言うことに・・・・・


Q.物質工学科ではどの様な資格が取れるのでしょうか?就職に有利になりますか?
A.卒業すれば自動的に取得できると言う資格はありませんが、学科の性質上、危険物取扱者免状の乙種(全種)は簡単に取得できます。また、少し勉強すれば危険物取扱者免状の甲種, 公害防止主任管理者, 環境計量士など、学校で習った知識を利用してたくさんの資格を取ることができます。もちろん就職の場合も危険物取扱者免状の甲種の資格有りと書いた方が有利に働くことは間違いありません。皆さんもどんどんチャレンジしましょう。


Q.高専には専攻科と言うところがあるそうですが、どういうところでしょうか?大学への編入学とどこが違いますか?
A.詳しいことは本校のHP、「専攻科」の項目を参照して頂きたいと思いますが、簡単に説明すれば、高専は中学を卒業してから5年間の教育過程(本科)を受け、短期大学卒業の資格を与えられるわけですが、専攻科はさらにその上に2年間の上級教育課程を作り、修了すれば大学卒業の資格「学士号(工学)」を取得できるところです。大学編入学との違いですが、教育課程では大学に引けを取らないと自負しております。また, 授業料はおおよそ大学の1/2程度、自宅から通学可能, 研究が継続できるなどいろいろ良いところがありますが最大の利点は「地元への就職が有利」だと言うところでしょう。これは長年高専が築いてきた財産でもあります。ちなみに、物質工学科出身の学生は環境システム工学専攻に進みます。


Q.学校の勉強や宿題でわからないところがあったら質問しても良いですか?
A.もちろんOKです。宿題の「丸投げ」は困りますが、課題などで解らないこと、疑問に思ったことがあったら下記のアドレスまでメールを送って下さい。このホームページの中で(こちらの解る範囲で)匿名で回答させて頂きます。もちろん中学生の皆さんだけでなく、一般の方、学校の先生も歓迎いたしますのでどしどしご質問下さい。






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